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2017年4月17日 (月)

「大悪名」を前に

ここ数日、世界情勢的にどこか緊張感が、
ひとりでびくびくしとるだけなのかもしれないけどcoldsweats01
でも、そんな時にまず考えてしまうことは、せっかくの50周年の企画がパーになってしまうやん。そんなの絶対アカンアカンsweat01って、
ジブンの命がどうたらこうたら以前に考えてしまうわけ。
もちろんまだまだ気は許されないけれども、
戦闘ではなく対話の方向に向かってほしいと切に願っております。

デビュー以来、ジュリーが役者として「演じる」ということの集大成として選んだ
「悪名」
今回は、「大悪名」という全くのオリジナルの脚本だけれども、
運命というか縁がつながってつながって今に至っているんだなあと、
ワタクシなりに勝手に思っておりますので、
そういう思いを記念として書いておこうと思います。

まずは、初演(2014年)当時のインタビュー記事

201404092

別の記事には

「子供の頃、勝さんの演じる朝吉を見て憧れた記憶がある」と。

まさか若い頃から、朝吉をいつかは演じたい、とは思ってなかったとは思うけれども、
私がファンになった当時かなあ、
2007年頃のトークショーだと思うけれども、
「悪名」の映画化の話があると。
そんなことを言っていたという記憶があって、
きっと予算とかの関係でポシャったんやと思うけど、
その頃からじゃあ自分のところで演ってみたいと思われたんやないやろか?

画像記事の中のジュリーのコメントで
「人を殺したり、血が出たりするのはいやなんですよ」とあるけれども、
「悪名」はシリーズ全体、まず朝吉と清次がピストルやドスを使って人を殺しているシーンはほとんどなく、(一部あった作品があったかもしれませんが)、基本はゲンコツだけにもかかわらずなぜか異様に強くってw敵を成敗して終わりというスタイルでした。

私も最初はこのシリーズ、ヤクザものということで抵抗はあったけれども、きっとこういう無慈悲な殺人をしないという内容で、気持ちよく観れたのかもしれません。だから、東映のヤクザものは苦手でほとんど観たことがないなあ。




ま、ここでぶっちゃけると、
私はジュリーのファンになる前、
田宮二郎さんに興味を持っていた時期があって、
そういう中で「悪名」の全シリーズを持っていたり、当時のエピソードを知っていたりするんやけどw

改めて、「悪名」のDVDで当作品の監督である田中徳三監督のエピソードを聞きなおしたりしてみて。

というのは、副音声機能があって、田中監督とインタビューアのやりとりが映画を観ながら聞けるんですよね。


「悪名」ウィキには、田中監督の実兄が連載していた「週刊朝日」の編集長だったから・・っみたいになっているけれども、これは単に偶然だったようで、やりとりからまとめると。

撮られるきっかけは?

当時大映で契約している専属監督で、自ら出した企画ではなく、会社のほうから「次これやれ」と言われてやることになった。田中監督自身も、当時『週刊朝日』で連載していたものを飛び飛びで読んでいた程度。勝さんも原作は読んでいないと思う。

当時の週刊朝日の編集長が(田中監督の)お兄さんで、それとは関係あるのか?

(原作者の)今東光さんに『悪名』を撮る時に撮影所で会った。その時、今さん曰く「この『悪名』という小説を書かせたのはお前の兄貴だ」 そんなことはその時初めて聞いた。「それどういうことなんですか?」と聞いたら、ある時今さんが兄に会った時に、「今さん何か一本『週刊朝日』に書いてくれ」と言われて「よっしゃ、そんなら何か一本書くわ」と言って書いたのがこの『悪名』だった。
 又、これも今さんから初めて聞かされたことだが、連載がはじまって、当時硬派な『週刊朝日』としては、内容からして猥雑性が高いものであったことから、こんなものを載せるとは何事かと投書がたくさん来た。あまりにも投書がたくさん来てしまったため、連載を続けるのかどうか編集会議が持たれたが、「これはこれから面白くなる」と兄が強引にw連載を続けさせた。
「これを書かせたのはお前の兄貴で、これを弟が撮るというのは何か因縁があるんだな」と。僕は兄貴から全然こんな話は聞いていなかった。今さんにしても、河内をテーマにした作品は他にも書いておられるが、この作品は代表作だと思う。



ということで、もしかしたら、大映の上層部が田中の兄が編集長をやっているところだから、ということで企画を大映のものにしたのかもしれないけれども、監督や勝さんにしてみたら、サラリーマンと同じで、上から「お前次これやれ」と言われてやった。という流れだったみたいですね。


勝さんも、もちろんちゃきちゃきの江戸っ子やから、関西弁のセリフを覚えるにあたり、俳優部にいた、河内出身の役者さんがマンツーマンでついてもらってこなしたそう。
普通なら、東京の人が関西弁の役をしてしまうとどうしても不自然さが出てしまうんやけどcoldsweats01勝さんならなんかごまかしが利くというか、よく聞くと・・レレ??的に受け止めなくもないけれどもwもうそれが許されてしまうというか、そういうもんやなと思ってまうという魅力があります。


勝さんにとってもこの作品が当たったことにより、スターとしての地位を築いたターニングポイント的な作品で、きっと当時中学生くらいやったジュリーが映画館で観てたんかなあと。


田宮さんにしても、この作品の少し前に『女の勲章』という映画で注目され、田中監督もこれを観ての強烈な関西弁の印象が頭にあって、田宮さんを貞に使ってみたいと思われたんやけど、その後来る仕事が主役の二番煎じ的な役ばかりで、実は田宮さん、もう役者を辞めて他の仕事に就きたいと思っていた。だから、田中監督から、お声がかかった時、すぐには京都に行かず(おそらくかなりお考えになられたのでしょう)、クランクイン5日前くらいにやっと京都に来てしかも「電話では失礼だと思い直接会ってお断りしようとして来た」と。

慌てた田中監督coldsweats01一晩かけてなんとか田宮さんを説得して、映画出演にこぎつけた・・・というエピソードもあります。


なので、勝さんにとっても田宮さんにとっても自らがスターの地位を確立するきっかけになった作品、そして育った地域的にも田宮さんとジュリーはつながりがあり(田宮さんは高校途中まで岡崎中学の側に家がありました)おふたりのファンとして私は14年の初演当時から感慨深いものがありましたweep

そんな作品を生涯おそらく最後になるであろう舞台にしてもらってありがとう、ジュリーhappy01

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Julie」カテゴリの記事

コメント

「悪名」についてのエピソード、興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。

ところで、新聞のインタビュー記事、いいですね!
限られたスペースなのに、上手にまとめられていて、「このお芝居、観てみたい!」って気になります。
なにより記者の方のジュリー愛が感じられて、
好感度、大!です。

投稿: シンシン | 2017年4月20日 (木) 23時54分

シンシンさん

勝・田宮のコンビでないと、あそこまでシリーズは続かなかっただろうと思っています。お二人とも、この作品をきっかけにそれぞれシリーズを持つスターになっていかれたので。

ま、この時に語りつくしたので、インタビューはエエわ・・・ってならんよーに(^^;

投稿: Nasia | 2017年4月21日 (金) 18時59分

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