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2009年3月10日 (火)

転換期(1989)

久しぶりに「ぼんち」を観て・・・
って、つかの間の休みやからいつの間にかsleepyやったけど、
そろそろこーいう黒髪のジュリーも観てみたくなったなあと思う贅沢なヤツ。

『ジュリー三昧』はワタクシにとりましては、ラジオなんやけど、一冊の辞書みたいなもんで、
本格的に舞台をおやりになられた頃はどうやったんやろ?ってふと思ったわけです。
1989年って、そうそうちょうど20年前、時にして平成ちゅう時代がはじまった年ですね。

1989年からはじめた舞台のシリーズなんですが、
グローブ座というところではじめたんですけれど、
今まではシングルがヒットする歌い手だったわけですよ。
ところがそうじゃなくなることがおこってきて、私の生活が一変したわけですよね。
どう一変したか?

すごいヒマになったわけですよ。

で、ヒマになった時に、どういうわけかボクはほっとかれないたちなんだなーと思いましたけど、
イケダミチヒコさんていうプロデューサーがもう渡辺プロを辞めてらして、自分の事務所を作っていて、お芝居関係の仕事をなさってたんですよ。その人から
「ちょっと芝居がかったものを、ちょっと変わったもんをやらないか?」
って言ってくださって、

あんだけ忙しかった人間が、暇になったら、
ほっとかれたら死んでますよshockほんとに、

池田さんはロンドンでレコーディングした時
、「沢田、おまえ歌を演じるというのをやった方がいい」って言った人なんですよ。
その人が丁度僕がシングルというものが売れなくなってきはじめてきた頃に
「おまえちょっと芝居がかった音楽劇みたいなものじゃないけれど一人で演じて歌うようなものをやってみないか」と。
全然形が見えないんですけど、やってみないか、って。加藤直さんていう演出の方がいて、すごいんですよこの人は。この人がやってくれるからと言って、いろんな人を演じたり演じるような、その人になったりその人のイメージを歌ったり、形のないものだけど、それを全部加藤直さんが本を書いてオリジナルなんですよ。いろんなアーティストが出てくるんですけど、その名前を借りて、その人がやったいろんな仕事とかをいろいろストーリーの中に盛り込んだり。

最初はねやっぱり2000人ぐらいのホールでずっとやり慣れてるでしょ。
ところがグローブ座って400人規模の所ですよ。
だから
「その代わり沢田、頭のてっぺんからつま先まで、さらしもんだよ。それやる?やったほうがいいと思うよ」って言ってくれて、
「・・・ヒマだしなあ(笑)」と思ってね。

そこでも結果的にはすごく助けてもらって。

僕は歌だけ歌ってたらどうなってただろう、っていつも思うんですが、
なんかの時にはお芝居から声もかけてもらったりして。

そして、ジュリーは結果的には10作続くACT
「ACT・クルトワイル」
を演られたわけですね。

初日の幕が開いて、終わる瞬間が嬉しかったな~

うわあ!なんか失敗もいっぱいしてきたけど、なんだろうこの感覚shine

終わった時の、この狭い中でさらしものになっている自分ちゅーのをみんなが穴が開くほど見てくれてて、その中でセリフ言って慣れないことをしてるんだけど、妙なカイカンがあったんですよ。

ああ、これだ。やった方がいいって言ってくれたのはこれだったんだな。って思いましたよね。

ただ、その時には、「なんかムズカシイことやってるね」って言われたですね。
っていうのは、僕自身があのハデハデな沢田研二、あのジュリーっていうイメージがあったから、小さいところでやっているというイメージがどうもつながらないと思った人は少なくなかったということなんでしょうけど、これが1、2年でやめてたらそれだけのことで終わったんだけど、やっぱり僕、10年ていうのがなんかあるんですよ。
これが結果的には10年続けることになるんですけど。今も続けて。

この時に養ったことっていうのが、10年間で一番勉強したっていうことがね、とっても歌にもすごい力になっていると僕は思うんですね。

確かに、ジュリーの今の歌声というのは、お年を召されたということもあるかもしれないけれど、昔歌番組に出ておられた頃よりも幅があって深みのあるお声、包み込むというんでしょうか。ですよね。
こういう部分を知るだけでもね、
ああ、人生って無駄な時ってないんやな。
って思いますよね。
省略してますけど、ACTされる前も唐さんの舞台をされたりして、
大声出して叫びまくり~ばかり、イヤヤ><って思われたそうですけど、
だからこそ小規模やけど、彼なりの演じ方というのが確立されたわけですし。

今度は廃盤になっているACTをまた販売してほしいな~
多分、また買うと思うわcoldsweats01

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Julie」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。初めまして。
ジュリーの、ACTシリーズ インタビュー感激しました。10年続けることの重み、努力の積み重ね、半端じゃないのですね。あらためてすごい人だなと。そういうジュリーを応援し続けたファンの人たちの思いもすごいです。唐さんの芝居にも出ていたとは。まさかあの、赤テントなのでしょうか?

去年の今頃はジュリーの存在も忘却の彼方、歌い続けていることすら知らなかったのですが、東京ドームには間に合いました。あの、楽しくて夢のような時間を共有できて本当によかった。(会場内は気のやりとりがすごくて、おかげで全然疲れませんでしたね。)

スーパースターとは、「道なき道を歩む」人なんだと、ジュリーをみて思います。

投稿: 松 | 2009年3月11日 (水) 08時11分

コメントありがとーございます。

唐さんの舞台ですが、ご本人は大声ばかり出せって言われて頭が痛くなったそうで(≧ヘ≦)もうっ舞台やだ~~って思われたそうです。

ちなみに、2回ほど出演されておられるそうで、一度目は75年3月11日~16日『唐版・滝の白糸』赤テントではありませんが、当時すでに半ば栄光よさらばとなっていた多摩川大映撮影所のスタジオにて筵(むしろ)を敷いて公演(!)二度目は帝国劇場にて『貧民倶楽部』(86年12月3日~38日)ルリ子さんばかり出ておられて暇やったそーです(笑)

投稿: Nasia | 2009年3月12日 (木) 00時03分

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