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2007年11月 7日 (水)

フツーができること

俳優さんにとって「何もするな」といわれるのが一番難しいそうだ。
やっぱりどこかで演じよう、演じようとしないと気がすまないんでしょうね。

「太陽・・・」の対談を受けておられた永瀬さんはフツーを演じることができるジュリーに嫉妬しておられた(苦笑)

いろんな役作りの仕方があるとは思いますが、素人目に見ていて監督さんの言われるままに、つまり自分の意志を捨ててお演りになられるのが一番自然体に見えるような気がします。

ジュリーなんて、そういうことが素直にできる方なんですよね。

元々「自分は専門の俳優じゃない」って思われているせいかもしれませんが、
演技がとっても自然。

例えば「幸福のスイッチ」にしたって、監督さんの言われるままに電器屋のおっちゃんを演じられて、たとえ芸暦が40年近くあったとしても、ヘンに飾ろうとか、ココで見せ場を作るような演技をしてやろうとか、余計な邪念がない。

昨年の朝日新聞10月26日夕刊にて、ジュリーがこの映画について語った興味深い部分がある。

沢田が役作りで難儀したのは、娘を持つ父の心理だったようだ。「うちは売った後のサービスが売りなんじゃ」と、怜に怒鳴る誠一郎が、父の仕事を理解し始めた、娘の気持ちの変化を悟り、視線を合わせず「ええ仕事したな」とつぶやく場面がある監督から(あの演技には)泣かされましたって言われたけど、どうなんやろねえ」

ここのシーンは、私もとっても自然に娘さんに「ありがとう」を投げかけておられて、好きなシーンなんですけど。「どうなんやろうねえ」と(苦笑)
考えておられるようで、考えておられるんだけど、そこを魅せつけない。魅させないように・・・きっと天性の才能なんでしょう。
きっと批評家の人達はそんな「フツー」を演じたジュリーを見抜いて主演男優賞に挙げたんだろう。

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コメント

Nasiaさん、お邪魔させてもらいました。
もう同意です!
実はまだ「太陽を盗んだ男」のDVDの特典映像を見てないんで(ダンナが落ち着いたら一緒に見ようと言って、そのまま・・・)、永瀬がこんなこと言ってたなんて知りませんでした。
ほんとそうですね。ジュリーは尋常じゃなく「フツー」を演じることができる稀有な人なんですよね。
本物の俳優さんたちも嫉妬したんじゃないかなって思います。
しかしジュリー。「どうなんやろうねえ」ですか。そういうとこがたまんないんだな。ジュリー(笑)。

投稿: カッシーナ | 2007年11月12日 (月) 19時09分

カッシーナさん、早速ありがとうございます(^^)

思えば私もなぜ今更ジュリーに惹かれたのか考えて見ますと、お金持ちになっていい生活をしたいとか、きれいな服をきたいとか、宝石を身につけたいとかっていう“欲”がないせいかもしれません。「フツー」という感覚が好きなもんで、バカもやってみたいという(笑)

ジュリーもきっと今までウン十億は軽く儲けられておられるんでしょうけど、考え方がとっても庶民的ですからね。私生活も地味なようですし。
きっとヘンな(新聞を賑わす様な)“欲”がないからなんでしょうね。

投稿: Nasia | 2007年11月12日 (月) 22時44分

ああ、同じですよー。私も物欲、金銭欲まったくなしです。麒麟田村の言葉を借りれば、幸せのハードルがむちゃくちゃ低い(笑)。
で、この感覚をジュリーもわかってくれそうと言うのは、まったく同感です。そこら辺の欲のなさに惹かれるんですよね。

投稿: カッシーナ | 2007年11月14日 (水) 23時05分

惹かれどころが同じで安心しました(笑)
今は生活に必要なお金と好きな人を追っかけれるお金があればいいなあと。
老後のことはあまり考えていません←考えるのは精神年齢が高くなり老いやすいんですって。

投稿: Nasia | 2007年11月15日 (木) 04時46分

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